令和2年度 第25回
「令和時代の健康・長寿」をテーマに2020年11月13日(金)~14日(土)の2日間にわたり開催しました。当日は、初の試みとして、会場開催とオンライン配信を行い、県内外から延べ650人が参加しました。
基調講演「社会健康医学からみた令和時代の健康と長寿」のほか、「健康の保持増進に役立つ医学的知識の基礎を学ぶ」、「工学・光産業と健康・長寿」、「人口減少社会と健康・長寿」、「地域住民の健康・長寿を支える専門多職種の活動」などのセッションが行われました。
基調講演「社会健康医学からみた令和時代の健康と長寿」のほか、「健康の保持増進に役立つ医学的知識の基礎を学ぶ」、「工学・光産業と健康・長寿」、「人口減少社会と健康・長寿」、「地域住民の健康・長寿を支える専門多職種の活動」などのセッションが行われました。
開催日 | 2020年11月13日(金)~14日(土) |
会 場 | 静岡県男女共同参画センター「あざれあ」 |
テーマ | 令和時代の健康・長寿 |
主 催 | 静岡健康・長寿学術フォーラム実行委員会(静岡大学、浜松医科大学、静岡県立大学、静岡県) |
第1日:11月13日(金)
◆開会挨拶
合田 敏尚(静岡健康・長寿学術フォーラム実行委員会 委員長/静岡県立大学 副学長)
出野 勉(静岡県副知事)
合田 敏尚(静岡健康・長寿学術フォーラム実行委員会 委員長/静岡県立大学 副学長)
出野 勉(静岡県副知事)
基調講演
「社会健康医学からみた令和時代の健康と長寿」
座長 | 合田 敏尚(静岡県立大学 副学長・食品栄養科学部 教授) |
講師 | 中山 健夫(京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻 教授) |
学術セッションⅠ
「健康の保持増進に役立つ医学的知識の基礎を学ぶ」
コロナ禍という前代未聞の事態に直面する中、あらためて健康であることの大切さを実感させられます。今巷ではウイルスや免疫、動脈硬化といった言葉が溢れています。そこで、こうした言葉を中心に、健康の保持や増進に役立つ医学的知識の基礎を紹介します。
座長 | 森田 明雄(静岡大学 農学部長・教授) 石川 智久(静岡県立大学 薬学研究院長・薬学部 教授) |
講演1 | 「血管を健やかに保ち長寿をめざす」 講師:渡邉 裕司(浜松医科大学 副学長・医学部 教授) |
講演2 | 「ウイルス感染症と健康」 講師:鈴木 隆(静岡県立大学 薬学部 教授) |
講演3 | 「腸内細菌と免疫、健康」 講師:梅本 英司(静岡県立大学 薬学部 教授) |
学術セッションⅡ
「工学・光産業と健康・長寿」
工学や光産業の発展が、どのように医療の現場に活かされて、健康や長寿に役立っているかについて紹介いたします。
座長 | 庭山 雅嗣(静岡大学 工学部 電気電子工学科 准教授) 中村 和正(浜松医科大学 医学部 放射線腫瘍学講座 教授) |
講演1 | 「光子を検出する高感度高分解能X線画像検出器~低被ばく診断の実現に向けて」 講師:青木 徹(静岡大学 電子工学研究所 学長補佐・教授) |
講演2 | 「近赤外分光組織酸素計測装置の開発とその応用」 講師:大平 英雄(株式会社アステム 企画室室長・技術開発部次長) |
講演3 | 「病院におけるニーズへの対応-放射線治療の立場から-」 講師:中村 和正(浜松医科大学 医学部 放射線腫瘍学講座 教授) |
第2日:11月14日(土)
学術セッションⅢ
「人口減少社会と健康・長寿」
臨床研究を通じて見えてきた茶の科学的エビデンスを、それぞれの立場からご紹介します。
座長 | 高畑 幸(静岡県立大学 国際関係学部 教授) |
講演1 | 「日本・アジアの長寿化と介護需要の増加」 講師:林 玲子(国立社会保障・人口問題研究所 副所長) |
講演2 | 「静岡県における外国人介護人材の受け入れと介護福祉士資格取得に向けた支援」 講師:天野 ゆかり(静岡県立大学短期大学部 社会福祉学科 介護福祉専攻 講師) |
静岡の未来を拓く「高校生及び大学生の活動報告」
健康・長寿に関する高校生及び大学生の研究活動の報告を行います。
座長 | 岡野 哲也(静岡県教育委員会 高校教育課 教育主幹) 森本 達也(静岡県立大学 薬学部 教授) |
【関係者のみ参加】 |
県民フォーラム「地域住民の健康・長寿を支える専門多職種の活動」
団塊の世代が後期高齢者となる2025年、そして高齢者人口の増加もピークを迎える2040年以降に向けて、地域住民の健康・長寿をいかに保っていくか考えなければなりません。国は、地域住民が医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で生活を続けられるようにと「地域包括ケア」という概念を示しました。今回の県民フォーラムでは、地域包括ケアの実現に向けて関係職種が行っている諸活動について理解を深める機会にしたいと思います。
座長 | 小林利彦(浜松医科大学 医学部附属病院 医療福祉支援センター長・特任教授) 合田 敏尚(静岡県立大学 副学長・食品栄養科学部 教授) |
講演1 | 「最期まで自分らしくを支える~地域における総合診療~」 講師:井上 真智子(浜松医科大学 医学部 地域家庭医療学講座 特任教授) |
講演2 | 「地域包括ケアにおける医療連携と介護予防~高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を中心に~」 講師:田中 和美(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 教授) |
講演3 | 「健康食イノベーション-健康の見える化事業の取り組み」 講師:合田 敏尚(静岡県立大学 副学長・食品栄養科学部 教授) |
総括 | 鬼頭 宏(静岡県立大学 学長) |
ポスターセッション(若手研究者による研究発表)
※別途実施