平成8年度 第1回
概要
開催日 | 1996年10月19日(土)~22日(火) |
会 場 | 10月19日(土)・20日(日):三島市民文化会館 10月21日(月)・22日(火):静岡市民文化会館 |
テーマ | いかに病気と戦うか-現在そして将来 |
主 催 | 静岡県、静岡健康・長寿学術フォーラム組織委員会 |
第1日:10月19日(土)
◆ビデオ上映「アルツハイマー病の病因」
◆開会挨拶
石川 嘉延(静岡県知事)
石川 嘉延(静岡県知事)
第1部「老年期痴呆(ぼけ)の制圧」
シンポジウム1「アルツハイマー病の病因と疫学」<日英同時通訳>
司会 | 今堀 和友(東京大学 名誉教授) 伊勢村 護(静岡県立大学 食品栄養科学部 教授) |
講演1 | 「老人のアルツハイマー病、その他の痴呆における脳タウ蛋白の変化:老齢期神経変性性疾患の神経細胞死及び診断との関連」 講師:ジョン Q. トロジャノウスキ-(ペンシルバニア大学 医学部 教授:アメリカ合衆国) |
講演2 | 「高齢者のアルツハイマー型痴呆の神経病理」 講師:水谷 俊雄(東京都老人総合研究所 神経病理研究部 部長) |
講演3 | 「アルツハイマー病におけるβアミロイド沈着とPHF形成」 講師:山口 晴保(群馬大学 医学部 教授) |
講演4 | 「アルツハイマー病とタウリン酸化酵素(TPK)」 講師:今堀 和友(東京大学 名誉教授) |
講演5 | 「アルツハイマー病の疫学」 講師:アンソニー ジョーム(オーストラリア国立大学 国立健康医学研究評議会(NH&MRC) 社会精神病学研究所 副所長:オーストラリア) |
第2日:10月20日(日)
◆ビデオ上映「アルツハイマー病の病因」
ミニシンポジウム 第1部「老年期痴呆(ぼけ)の制圧」
「痴呆の発症機構」
司会 | 川島 誠一(東京都臨床医学総合研究所) 堺 常雄(聖霊浜松病院) |
講演1 | 「脳の機能障害とプロテアーゼ」 講師:川島 誠一(東京都臨床医学総合研究所) |
講演2 | 「アルツハイマー病と成長抑制因子」 講師:内田 洋子(東京都老人総合研究所) |
講演3 | 「タウ蛋白リン酸化酵素によるアルツハイマー病へのアプローチ」 講師:石黒 幸一・星 美奈子・高島 明彦(三菱化学生命科学研究所) |
シンポジウム2
「老年期痴呆(ぼけ)の研究はここまで進んだ -ぼけないための知恵-」
司会 | 佐古 伊康(静岡県立総合病院 院長) 大村 裕(九州大学 名誉教授) |
講演1 | 「老人性痴呆(ぼけ)とは? 原因となる病気、症状、診断、治療」 講師:葛原 茂樹(三重大学 医学部 教授) |
講演2 | 「痴呆症状のコンピューター断層装置(PET、MR、CT)による画像解析」 講師:松澤 大樹(東北大学 名誉教授) |
講演3 | 「在宅痴呆性老人の実態」 講師:本間 昭(東京都老人総合研究所 精神医学研究部 部長) |
講演4 | 「老年期性痴呆(ぼけ)に効く薬の開発」 講師:中村 重信(広島大学 医学部 教授) |
講演5 | 「老年期痴呆(ぼけ)の大半は食事で予防できる:動物モデルの研究から」 講 師:家森 幸男(京都大学大学院 教授) |
講演6 | 「痴呆性老人に対する効果的ケアと社会的支援」 講師:柄澤 昭秀(日本社会事業大学大学院 教授) |
第3日:10月21日(月)
第2部「ウイルス感染と防御(種痘200年記念)」
県民講演会とパネルディスカッション:ウイルスとの戦い <日英同時通訳>
◆県民講演会
司会 | 石浜 明(国立遺伝学研究所 教授) |
講演1 | 「ウイルス感染症とその対策の変遷」-Jenner牛痘種痘法発明200年記念の年を迎えて- 講師:加藤 四郎(大阪大学 名誉教授) |
講演2 | 「疾病の根絶」-地球規模の共同戦略- 講師:蟻田 功(国際保健医療交流センター 理事長) |
講演3 | 「チンパンジーの1型ヒト免疫不全ウイルスによる感染のワクチンによる防御」 講師:フランソワーズ バレシヌシ(パスツール研究所 教授:フランス) |
講演4 | 「レトロウィルス:その利益と害」 講師:花房 秀三郎(ロックフェラー大学 教授:アメリカ合衆国) |
◆パネルディスカッション
司会 | 小出 五郎(NHK解説委員) |
パネリスト | 加藤 四郎(大阪大学 名誉教授) 蟻田 功(国際保健医療交流センター 理事長) フランソワーズ バレシヌシ(パスツール研究所 教授:フランス) 花房 秀三郎(ロックフェラー大学 教授:アメリカ合衆国) 吉倉 廣(東京大学 医学部 教授) 鈴木 康夫(静岡県立大学 薬学部 教授) |
第4日:10月22日(火)
シンポジウム1「ウイルスの感染と増殖」<日英同時通訳>
司会 | 永井 美之(東京大学 医科学研究所 ウイルス感染研究部 教授) 半田 宏(東京工業大学 生命工学部 教授) |
講演1 | 「ポックスウイルスの複製戦略:ワクチニアウイルス遺伝子発現の制御」 講師:バーナード モス(国立衛生研究所 アレルギー・感染症研究所 ウイルス疾患研究室 部長: アメリカ合衆国) |
講演2 | 「感染性増殖の間に発現されまたは抑制されている単純ヘルペスウイルス遺伝子の機能」 講師:バーナード ロイツマン(シカゴ大学 生物科学医学部 教授:アメリカ合衆国) |
講演3 | 「ポリオウイルスの増殖機構:小児マヒ発症のメカニズムとその制御」 講師:野本 明男(東京大学 医科学研究所 教授) |
講演4 | 「ウイルス複製機序及びウイルス宿主間相互作用の研究モデル宿主としての酵母」 講師:ポール アールキスト(ウィスコンシン大学 マジソン校 教授:アメリカ合衆国) |
講演5 | 「インフルエンザウイルスの増殖:転写と複製」 講師:石浜 明(国立遺伝学研究所 教授) |
講演6 | 「遺伝子治療のためのベクターとしてのウイルス」 講師:インダー M. バーマ(ソーク研究所 遺伝学研究室 主任:アメリカ合衆国) |
シンポジウム2「ウイルス防御の戦略戦術」<日英同時通訳>
司会 | 山西 弘一(大阪大学 医学部 教授) 田代 眞人(国立予防衛生研究所 ウイルス第一部 部長) |
講演1 | 「ヒトウイルス疾患の制御と予防」 講師:ブライアン W.J. マーヒー(国立感染症センター(CDC)ウイルス・リケッチャ病部門 部長: アメリカ合衆国) |
講演2 | 「インフルエンザウイルスの変異と種間伝播」 講師:ロバート G. ウェブスター(聖ユダ小児研究病院 ウイルス学分子生物学部 教授: アメリカ合衆国) |
講演3 | 「宿主細胞とインフルエンザウイルス蛋白質の相互作用」 講師:ピーター パレーゼ(マウントサイナイ医科大学 微生物学研究部門 教授:アメリカ合衆国) |
講演4 | 「ウイルス・宿主間相互認識:抗インフルエンザ薬」 講師:鈴木 康夫(静岡県立大学 薬学部 教授) |
講演5 | 「エイズウイルスとC型肝炎ウイルスの分子進化とそのワクチン開発への応用」 講師:五條堀 孝(国立遺伝学研究所 教授) |
講演6 | 「エイズの治療-最近の進歩と今後」 講師:満屋 裕明(国立癌研究所 臨床科学部門 レトロウイルス感染症部 部長:アメリカ合衆国) |
◆閉会挨拶
星 猛(静岡健康・長寿学術フォーラム組織委員会 委員長/静岡県立大学 学長)
星 猛(静岡健康・長寿学術フォーラム組織委員会 委員長/静岡県立大学 学長)
ミニシンポジウム 第2部「ウイルス感染と防御(種痘200年記念)」
(1)ウイルスを調教する
世話人 | 豊田 哲也(久留米大学) |
発表1 | 「植物ウイルスの細胞間移行」 発表者:渡辺 雄一郎(帝京大学 理工学部) |
発表2 | 「レトロウイルス癌遺伝子による情報伝達」 発表者:松田 道行(国立予防衛生研究所 感染病理部) |
発表3 | 「β-ヘルペスウイルス(サイトメガロウイルスとHHV-6)の潜伏感染」 発表者:近藤 一博(大阪大学 医学部) |
発表4 | 「SV40T抗原の核移行」 発表者:今本 尚子・米田 悦啓(大阪大学 医学部) |
発表5 | 「転写因子NF-κBの活性化に関わるシグナル伝達系とAIDS発症予防法の開発」 発表者:岡本 尚(名古屋市立大学 医学部) |
(2)ウイルスから見える宿主機能
世話人 | 永田 恭介(東京工業大学) 小林 信之(長崎大学) |
発表1 | 「細胞機能を解析する手段としてのポリオーマウイルス・エンハンサー」 発表者:佐竹 正延(東北大学 加齢医学研究所) |
発表2 | 「アポトーシスをめぐるウイルスと宿主の攻防」 発表者:中西 義信(金沢大学 薬学部) |
発表3 | 「ウイルス研究からがん研究そしてがん研究からウイルス研究」 発表者:中村 正孝(東京医科歯科大学 疾患遺伝子実験センター) |
発表4 | 「分子ウイルス学者としての私の経験」 発表者:小池 智(基礎生物学研究所 種分化第一) |
お問い合わせ先
静岡県立大学 静岡健康・長寿学術フォーラム実行委員会事務局
電話:054-264-5156 FAX:054-264-5157
お問い合わせフォームからのご連絡はこちら >>お問い合わせフォームのページへ
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